フランスアンティーク・ブロカントのリボンモチーフとネコもの雑貨を扱う小さなショップです~des rubans parfois des chats~

2015年2月23日月曜日

りんの旅立ち

こんばんは。

悲しいお知らせになります。
りんは先週の月曜日の午前7時過ぎに娘に抱かれ、逝ってしまいました。
わたしも撫でながら声をかけられたのでよかったのですが、
心にぽっかり穴があいたような感じです。


1月17日に血液検査して、白血病と分かってから1ヶ月でした。
あまりにも早い症状のすすみかたでした。
肝臓の数値がかなり悪かったので、
調べたり聞いたり、食べるものを工夫したり
・・・いろいろしました。
食べるのになんとなく痩せていくなと思っていました。
10日の夕方吐いたので翌日病院へ連れて行き、

12日には肝臓サポートをハグハグ食べたので喜んでいたら、
夕方には全部吐いて・・・
翌朝病院へ連れていった時には、もう人間で言う終末医療になると言われました。
この1日2日間でガリガリに痩せてしまいました。
吐き気止めやら注射しましたが、全部吐いてしまい、食べられなくなりました。

その後は見ていられませんでした。
が、生きることを最後まであきらめないりんを、私は泣いてばかりでしたが、娘は泣きながらしっかり受け止め、
りんのやりたいことのできないところだけを手伝ってあげていました。
辛いことをやってくれて感謝しています。
比較的穏やかな最期だったと思います。
もう少し長い終末医療になるかと思っていましたが、
りんの辛い時間が短くてなんだかほっとしています。


数人の方の経験談を聞いて、また先生の助言もあり、
点滴など繰り返さず、無駄に苦しませることをしないですんだと思います。
そうでなかったら、病院で最期を迎えたかもしれません。

猫エイズならのどに穴をあけて水分・養分を入れてあげて、
いちばん酷い時を乗り越えればまたもとに戻れるらしいんですが、
猫白血病はそれをしてもまず無理で・・・少しでも楽にしてあげることしかないらしいです。
本当に怖い病気です。

まわりは、ストレスを与えたんじゃないかとうなだれている飼い主に、
帰ってきて家猫としてかわいがってもらえ、たくさん食べられて、
発症してからは家族に看取ってもらえてよかったんじゃないかと言ってくれました。
『看取る』、本当に看取ったのだろうかと昨日調べてみたら、

たんぽぽ先生というお医者様の記事に、
「最期を楽にする方法は?」のところに亡くなる前は水分を体内で処理できなくなるので、強制的に水分や栄養を入れていくことはかえって本人がしんどくなる要因を増やすこと、苦しい時を長引かせることになる。最期の最後は脱水気味で枯れるようになくなるのが一番楽である。と見つけました。
人間の事でしょうが猫も同じでしょう。
どんなに、無理にでも栄養を取らせてあげたかったかしれませんが、しなくてよかったんですね・・・。

残念なお知らせになってしまいましたが、
りんに最期まで生きる執念を見せつけられ、教えられ、
たいした猫だねりん!という思いです。

最後の力を振り絞ったりんは、頭をのけ反るように持ち上げ空中を見つめながら前足と後ろ足を歩くように数度動かしました。
わたしにはその姿がまるで、空に向かって旅立って行ったかのように見えました。
 



りんのことを気にかけてくださったみなさま、どうもありがとうございました。
またしばらくしましたら更新を再開したいと思いますのでよろしくお願いします。

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